私の息子は知的障害を伴う自閉症(重度)なのですが、親としては色々と思うところがありますよね?
特に自分の子が自閉症だとわかった時は、自信を責めたりした経験もあると思います。
それを乗り越えても、ふとした瞬間に漠然とした不安に襲われることもあると思います。
私自身もまだ息子が小学生(2023年時点)なので、中学生になったら、高校生になったら、将来は?と色々と不安になるとおもいます。
とにかく知ることから始めれば少しは不安を和らげることができるかもしれません。
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自閉症の子の将来の仕事
障害を持っている人でも普通の人と同じように就職して働く(一般就労)でも可能ですし、障害者雇用という枠もあるので、それを利用できる人もいます。
ただ、一般的には知的障害を伴っていると障害福祉のサービスの就労支援A、Bを利用すると思います。
自閉症の子が向いている仕事
細かい作業や決められた仕事が向いていると言われがちですが、それよりもフォーカスしないといけないのは本人の性格や一緒に働く周囲の理解です。
後ほまた詳しく書きますが、生計をささえてくれるのは、障害年金のほうです。労働賃金なんてあるに越したことはありませんが、それよりも日々の生活を充実させてくれるものであれば、親としてはなんでもいいと思います。
実際に知的障害の給与は10万円以上もらえる人のほうが稀なので、障害年金があれば生活の足しにはなります。
自閉症の子の仕事
色々とあるそうなのですが、基本的にはコミュニケーションを伴わない仕事になると思います。
・機械の分解
・食品工場での加工(シールを貼ったり等)
など、集中して黙々と行える仕事が向いているみたいですが、
結論から言えば、本人の資質と同じくらい周りの理解がある環境が重要となりそうです。
いずれにしても就労支援のAかBを利用する必要があるとおもわれます。
ただ、自閉症の中でもコミュニケーション能力が高かったり、本人の適正もあれば、色々と選べる可能性はあるそうです。
自閉症の子の自立
お金の部分に関しては誰に任せるかということが一番重要になってきます。
自閉症の子はどこに住む?
知的遅れがなければ一人暮らしも可能でしょうが、誰かの世話にならないと生きていけないという子もいます。
そういった人のためにグループホームがあるのですが、最近はかなり色々な種類のグループホームがあるみたいです。
・日中サービス支援型
・サテライト型
・共生型
・親子で住める有料老人ホーム
・サポートがつくシェアハウス
日中サービス支援型は文字通り日中サービスなのですが、
サテライト型は本体住居となるグループホームで食事や余暇活動、コミュニケーションをとる訓練をしたりします。
そこから少し離れた場所で一人暮らしに近い状態で生活を送ることになります。
イメージ的にはシェアハウスに近いかもしれません。
共生型はサテライトと違ってずっと一緒に住む感じですね。
親子で済める有料老人ホームもあるのですが、こちらは親亡き後を考えるとあまり利用はしたくないですね。
サポートがつくシェアハウスもイメージしやすいですね。
労働賃金以外に将来 生活・家計を支える障害年金
20歳未満であれば特別児童扶養手当という名目で児童手当が出ますが、
これが、20歳を超えると障害年金という名前にかわります。
基本は18歳までですが、
早めに療育手帳と特別児童扶養手当はもらっておきましょう。
できれば障害児福祉手当ももらっておくのがベストです。
金額的にはいくらもらえるのかというと
月 | 年 | |
障害基礎年金1級 | 81020円 | 972250円 |
障害基礎年金2級 | 64816円 | 777800円 |
障害基礎年金の基準の認定としては
<認定基準>
- 1級…他人の介助がなければほとんど自分の用事を済ませることができないもの
- 2級…日常生活に著しい制限があるもの
ちなみにこの障害年金は働いていても申請すればもらうことができますが、
所得が462万円を超えていたら支給は停止されます。
そもそも、所得で462万円超えているならまぁ必要ないですよね
審査があるので、スムーズに認定を得たい方は社労士の方を頼るのも検討してください。