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障害のある子の育児 PR

障害児福祉手当を認定してもらうコツ

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特別児童扶養手当と違って判定がかなり厳しいですが、本当に必要なら絶対に取りに行きましょう。

障害児の子供を持つ親として不安なのが金銭面。

国から支給される福祉手当としては大きく三つあります。

特別児童扶養手当

1級52200円(月額)  

2級14790円(月額)

障害児福祉手当(20歳未満)

14790円(月額)

特別障害者手当(20歳以上)27200円(月額)

この中で今日お伝えするのは障害児福祉手当です。

障害児福祉手当なのですが、これがかなり認定がおりづらい物となっております。
特別児童扶養手当は療育手帳がなくても申請できますが、障害児福祉は療育手帳がないと申請すらできません。

今回はその認定がもらいづらい障害児福祉手当について少しまとめてみました。

障害児福祉手当とは

重度の障害児にのための手当です。

わかりやすくいえば常時介護が必要なレベルの20歳未満子に与えられる手当です。

特別児童扶養手当の1級がもらえているなら障害児福祉手当をもらえる可能性はあります。
逆に言えば2級では申請してももらえないと思っておいた方がいいかもしれません。

月額で14790円 

(年間177480円)

振込日は2月、5月、8月、11月 にそれぞれの間の月額分が振り込まれます。

わかりやすく言えば三カ月分が一気に振り込まれる感じです。

これは特別児童扶養手当も特別障害者手当も同じですので、定期的に確認しておきましょう。

障害児福祉手当の所得制限

  • 受給者(障害児)
  • 配偶者(これは普通いないので気にしないでいいです)
  • 扶養義務者(親等)に対して所得制限が設けられています。
扶養人数 本人(障害児) 扶養義務者(親等)
所得額(年) 所得額(年)
3604000 6287000
3984000 6536000
4364000 6749000
4744000 6962000
5124000 7175000
5504000 7388000

こちらから参照していますので、ご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/jidou/hukushi.html

ここで注意して欲しいのは上の図は所得金額です

いわゆる年収ではありませんので、副業をしている人は本業の所得と副業の所得を足して調整していく必要があります。

副業と300万円の壁副業と300万円の壁と青色申告についての解説 雑所得でもいいのですが、青色申告がおすすめです。 ...

障害児福祉手当の取得方法

 

ここからは実際に私の経験も入るので、地方自治体によっては若干違うと思いますが、
取得のポイントは大きく変わらないと思いますので、参考にしてみてください。

大阪市ではまず区役所にいって、先生の診断書を所定のフォーマットに書いてもらうという事が必要になりました。

この時に注意して欲しいのが、本当にきかれたことしか答えないペッパー君よりたちが悪い職員だと何回も往復が必要になりますので、この時に必要な書類や持ち物などはすべて聞いておきましょう。

では、さっそく私が無駄に往復した手順を箇条下記で書いてみます。

  1. 区役所に行って、障害児福祉手当が欲しい旨を伝える
  2. かかりつけ医の診断書が必要と言われる
  3. かかりつけ医の予約をとって病院にいく(これがなかなか予約がとれない)
  4. 診断してもらうが、診断書は所定のフォーマットが必要と病院に教えてもらう
  5. 区役所に指定のフォーマットを取りに行く
  6. 病院に行き診断書もらう
  7. また病院にいく
  8. 診断書を書いてもらう(学校の先生や、児童発達支援センターの話も必要なためその場ではもらえない)(費用は5000円、+郵送代)
  9. 診断書が届いて区役所に行く
  10. 本人(障害児)の通帳やマイナンバーが必要、かつ被扶養者じゃないと駄目と言われる(委任状書いてもらえばOKなのは後で知る)
  11. 被扶養者に休みを取ってもらって記入しにいいく
  12. 三カ月後に返事をするといわれる
  13. 三カ月まって連絡ないので、連絡したら、「審査落ちてますね」と言われ、翌々日郵送でも届く

箇条書きにすれば、大体こんな感じでした。
落ちたことよりも、まず区役所の対応が非常に効率がわるいと言わざるを得ませんでした。

こちらも受給する立場なので、あまり偉そうなことは言えませんが、文字通りお役所仕事のたらい回し状態です。

お役所の大前提としてこちらも構えておいて欲しいのですが、

訊かれていないことは答えない

が役所の基本姿勢ですので、この記事を読んでいるみなさんはどうか、質問をしまくってください。そのためにネットで事前に調べまくってください。

こんなの訊いたら迷惑かな?変な人って思われるかな?

って思わないでください。あなたの子供を真剣に守れるのはあなただけです

なので、みなさんはまず下記の手順通りにやるようにしてください。

  1. 区役所に電話して障害児福祉手当をもらうために必要な書類一式そろえておくように電話を入れる
  2. かかりつけ医に予約を入れる
  3. 診断書を書いてもらう
  4. 提出
役所ってたらい回しにされることが多いんですけど、電話だとそこまでたらい回しにされないんですよね。なので、電話どこを訪ねればいいかしっかり聞くのがおすすめです。

事前にやることが分かっていればスムーズに申請はできますので、電話は割とおすすめです。

何度も言いますが、役所は訊かれていないことは答えない、やらないが原則になっているみたいですので、質問の幅は広く、お願い事の幅も広くするように心がけましょう。

障害児福祉手当、我が子の状況のアンケートに答えるときに気を付けること

実際に、障害児福祉手当の判定の基準は診断書がメインですが、その前にお子さん(障害児)の普段の状況をアンケート形式で答える用紙も書かないといけません。

一回目はおそらくこのアンケートせいで落ちました。

というのも、どうしても我が子だと判定があまくなりがちのアンケートだと思います。
例えば

【人の話を理解できている】

1,あてはまる
2,ややあてはまる
3,どちらでもない
4,ややあてはまらない
5,あてはまらない

とあった問、我が子のできていた時の思い出が一番最初にでてきて

1じゃないけど、2か3かなってなっていませんか?

障害児福祉手当は本当に重たい重度の子がもらえる手当です。
なので、必要なければもらえません。

なので、親が客観的に自分の子を判断してあげないといけません。

比べるのは一年前、半年前の我が子とではなく、問題のない健常児、または兄弟と比べてどうか。
親が他人の子と比べるのはいかがなものかと思いますが、比べてどうかと訊かれているので、一番の理解者でもある親が子供にゲタをはかせてはいけません。

客観的に判断して、できるできないを厳しくチェックしてあげましょう。

とはいえ、全部できないとかウソを書く必要はありません。
あくまでゲタをはかせたような報告をしなければOKです。正確な情報を役所に伝えましょう。

障害児福祉手当の診断書に書いてもらう事

診断書に書いてもらう内容は、できる事ではありません。

できないことです。

ついつい、こんなこともできるんです、去年と比べてこんなこともできるようになりました、

と言ってしまいがちですが、自慢しに来たのではなく、診断書を書いてもらうためにきたので、生活の中で困っていること、言葉が通じない、何度言ってもやめない、大人しく待てない、ルーティンに時間がかかりすぎる、こだわりが強すぎる等、なんでもいいです。困ったことをとにかく伝えましょう。

今からでも困ったことはメモしておこうと、同時にできるようになった事もメモしておくとあとで見返した時に成長をすごく実感できますよ

障害児福祉手当で落ちても

落ちてもあきらめないでください。
なんかふわっとした理由で落ちることはよくあります。

うちも重度障害でしたが、一回目は落ちて二回目で通りました。
落ちた理由は先ほど書きましたアンケートで親バカを出した点かなと思います💦💦

翌年再度申請できます(診断書でお金いりますが)
また落ちても再申請というか市長に対して異議申し立てができます。

なので、一度であきらめずに大変かもしれませんが、何度でもトライしていきましょう。

日本の福祉は自分で調べないともらえないようにできていますので、誰に何を思われても、言われても、受けていい支援は受けるべきだとおもいます。

ABOUT ME
サダメ
本業はスーパーの青果部門のチーフ 副業ではフードデリバリーをメインに活動中 子供は三人、長男は自閉症。 障害児の親としても奮闘中 私の知る限りをブログに書いてお役に立てればと思っています