2022年の夏頃に国からあるパブリックコメントが話題になりました。
【副業で300万以下は雑所得】
しかし、多くの意見が押し寄せ、状況が変わり、
収入が300万円以下であっても、記帳していれば事業所得に区分される
となりました。
しかし、著しく収入が低い場合は申請が却下される可能性があるためそちらも注意が必要になります。
副業一年目は雑所得がおすすめ
何をするにしても、最初の一年目は割と右往左往して進めていくものです。
事業だけで精一杯なのに、帳簿の記帳までやれとはなかなか骨の折れる作業になります。
私も、一年目はフードデリバリーとブログ(ブログは数千円程度)でしたが、初めての確定申告だったため、弥生の白色申告(無料)を使って、これは経費なのかどうなのかを調べたり、収入を記帳を毎月コツコツ進めていき、パソコンを使って、マイナンバーカードをカードリーダーにさして、申告をしました。
最近は弥生のソフトやFreeeを使えば簡単に確定申告を進めることができますが、結局日々の記帳をしているかどうかが重要です。
一年目は冒頭にも述べましたように、色々と忙しいため、雑所得で確定申告を一度体験して、その後に青色申告できるように開業届をするのでも遅くはないと思います。
青色申告のメリット、デメリット
メリットなんといっても控除額です。
マイナンバーカードを使って家から申告を行えば最大65万の控除を受けることができ、もし赤字経営なら本業の分と合算して相殺することができ、税金もお得になります。
デメリットは手間と失業給付が受けられないことです。
会社員なら雇用保険に入っていると思うので、失業したら失業給付金をもらえるのですが、開業届を出していたらもらえません。
あとは、手間なのですが、これに関しては毎月でいいのでコツコツ行っていけばそこまで苦労はないと思いますので、青色申告で確定申告するのをお勧めします。
また、帳簿は7年間の保管義務があり、2024年からは電子帳簿(データで保存)が義務付けられます。とはいえ、この紙帳簿もインボイスも含め延長されたり白紙に戻される可能性があるので、最新の情報は常に追い続けましょう。
おすすめ会計ソフト
私は断然、弥生をお勧めします。
白色なら無料でいつまでも利用することができます。青色申告も一年間は無料のため、利用してみるのがいいと思います。
Freeeでは開業届の一式を入力するだけで準備してくれるため、それを税務署にもっていけば申請完了になります。
なので、私のおすすめは
1年目:副業を始めて、とにかく軌道に乗せる
2年目:Freeeで開業届作成し提出、実際の記帳は弥生。
3年目:自分にあった会計ソフトを探す
副業が事業と認められる?
これが結構難しいところで、人によっては副業だから事業じゃないという人もいれば、事業だという人もいます。
これに関しては役所が決めることですので、絶対の正解はありませんが、下記の件を満たしていれば比較的事業と認められやすいみたいです。
- 社会通念上、事業としての認知がある。
- 収入が低すぎない
- 事業性(毎月ある程度の収入がある)
などです。たとえ、収入が1000万円あっても、一回しかしていない仕事であれば認めらにくいといことです。
これに関しては運の要素が強いので、とりあえず、出してみてダメならダメであきらめるしかありません。
それでも弥生会計には慣れておこう
まず、優先すべきは事業がうまいいくかどうかです。なので、最初は雑所得(白色申告)でもいいとおもうのですが、経費の計算等収支の打ち込みソフトはあった方がいいので、無料で使える弥生会計がおすすめには変わりません。
ちなみに、スマホでも確定申告できますが、パソコンがあれば備え付けのカードリーダーがあればもっと簡単に申告ができます。マイナカードとカードリーダーは副業する人には必須アイテムと断言できます
副業一年目はわからないことだらけ!Twitterを初めて仲良くなってその道の先輩から訊くのがおすすめですが最終的な情報の正否は自分で専門家に訊くようにしましょう。
初年度は雑所得でいいのでまずは始める事。
その後、開業届の有無を決めていいと思います。
会社員の方は本業が疎かにならないようにバランスをとりましょう。