普段、イオンのことしか書いていないので、たまには別の企業の事も書いておこうと思います。
今回紹介するのはライフコーポレーション。
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ライフってどんなスーパー?
大阪には大きくいくつかのスーパーがありますが、昔は大阪で一番といえば万代ですが、最近だと大阪といえばライフという人も多いのではないのでしょうか?
衣食住では主に8割以上は食に力を入れており、いち早く安売り戦争から抜け出した大阪では高級すぎず、しかし安売りをしないというスーパーです。
GMSにしなかったという点は先見の明があったと言えます。
社員を大切にする企業
ライフといえばコロナの時に話題になった、従業員を大事にするという企業という印象が業界内でかなり強いです。
例えば、同じ大阪でも2020年でコロナ真っ最中のときは、私の働いていたスーパーは、臨時で金一封がでました。
なぜ金一封がでたかというと、ライフ様が従業員に対して臨時でボーナスを出したり、過労で従業員をいたわって臨時休業にしたりと、ホワイト企業満載に続いたというのが理由です。
ほかにも、大手企業にもかかわらず、年始3日間休みというスーパーホワイト企業。
私の働いているスーパーは元旦休みで2日目はスーパーの清掃。3日目からは営業開始なので、実質1日しか休みがありませんでした。
比較対象としていいかわかりませんが、イオンは元旦から仕事です。
なんなら、24時間特別営業とかいいだすかもしれないよ。
ともかく、労働者を大事にする今いけてる企業の一つです。
ライフの年収・給料面
基本給と役職級から構成されるんだけど、まず、基本給の話をするなら・・・
基本給は1~7等級まであり、
1~3までが一般社員。
4から管理職という感じになっているよ。
毎年、すこしずつだけど、基本給があがるけど、ここはイオンと同じで、資格試験に合格しないと大きくは変わりません。
イオンとの大きな違いは、上司からの推薦がないと受けられないというところにあります。
正確にはイオンも一定以上の評価がないと受けられませんが、そこはライフと比べるとまだイオンのほうが緩いです。
平均年収はおそらく等級によってバラバラなのですが、400万~450万が中央値と思われます。
個人的にはボーナスの支払いがいい会社だと思います。
ライフのワークライフバランス
一言でいえば管理職の性格と質によります。
ライフは比較的に経営トップはホワイト企業に向かって突き進んでいますが、間の中間管理職がいまだに古い企業体質を残しているので、そういう中間管理職にあたるとライフワークバランスは崩壊します。
土日が仕事なので、子供がいる人は休みを合わせづらいというのもあります。
異動もイオンほどじゃないですが、多いので、いずれは単身赴任を覚悟しておいたほうがよさそうです。
有給も昔と比べると取れる風潮になってきたみたいですが、年間5日以上は取りづらい雰囲気はまだ健在みたいです。人は大事にする企業ですが、人をふんだんに店舗に投入する企業ではありません。
持ち帰りの仕事もまだまだ多いと言われています。
女性の働きやすさ
産休はとりやすい環境ではあるのですが、育児休暇はまだとりづらい環境です。
数年前は女性躍進プロジェクトというものがあり、イオンと競っていた面もありました。
そのかいあってか、今では女性のバイヤーや管理職も徐々に増えてきた傾向にあります。
が、こちらも少し問題で、男性と女性の実力が同等の場合、女性があがっていくパターンが多い傾向にあったので、実力不足で女性が管理職やバイヤーになってしまい、一部歯車がくりはじめていましたが、会社の大筋がぶれていないので、現状はどうにかなっています。
ライフのここが嫌
さて、いいことばかり書いても読んでいて面白くないと思うので、私がライフの従業員と少しお話した内容も書いていこうと思います。
とはいえ、大阪の一部の店舗の一部の従業員の話ですので、すべてとは思わないで、参考程度に読んでください。
モラハラがある
先ほど、書いた女性店長などがいると、モラハラがあったりもします。
男性の方は気づかないかもしれませんが、女性同士だと結構違う会話もあれば、違う空気感もあります。詳しくはかけませんが、女性特有のモラハラは存在します。
ほかにも、自部門の売上げが悪い時には朝礼や昼礼でつるし上げられるっていうこともあります。ここらへんはまだ、管理者教育が行き届いていない会社みたいですね。
スキルが身につかない?
皮肉なはなしですが、スーパーで得られるスキルはスーパーの現場では重宝されません。みんなそれができるの前提ですから。
だから、ほかの業界にいってはじめて自分のスキルに気づくっていう人も少なくありません。
なので、スキルが身につかないのではなく、スキルが実感できていない。というのが正しい表現になります。
サービス残業が多い
これは小売りあるあるなので、避けては通れませませんが、これが我慢できない人は、そもそも小売りに向いていません。
教育不足と人手不足
とにかく人手不足という話なのですが、実際のところは適正人時ではあります。
一言でいえば、店舗MDのレベルは高いのですが、店舗オペレーションのレベルが非常に
低いのもライフの特徴です。
オペレーションのレベルが低いのは店舗MDのレベルが高いのも影響していると思われます。早い話がMDとOP(オペレーション)のレベルが均一な状態になっていません。
MDが突っ走って、OPが置いてけぼりになっています。
それゆえ、人手が足りないという錯覚が起きている状態なのですが、店舗の運営者は驚くほどこれを理解していないので、ここが解決するまでしばらく時間がかかりそうです。
また、チーフレベルの低さも少し難ありです。
例えば、お申し出をもらった場合は店員が対応して、店員が最後まで応対するのですが、これをメーカーの人間に説明させたりする風潮があります。
というのも、以前私の友人がPBの飲み物の味に酸味を感じて店舗に連絡したら、メーカーに品質検査を出すという話になり、2週間ほど待っていたら、店舗から電話がかかってきて、メーカーに説明さすといい、途中からメーカーの人間が対応してくれたそうです。
販売者としての責任をすべて放棄してメーカーに丸投げをする人材がチーフをしているので、よほど教育と人材が足りていないと思われます。
今は、勝手に他が自滅しているからどうにかなっているけど、ロピアやオーケーストアのようなところが、本格的にドミナント展開してきた場合はオセロのようにひっくり返される可能性があります。
今後どうしていくべき?
偉そうに今後どうしていくべきかをいうのであれば、大きく二つです。
ネットスーパーとビオラルに関して早めに処置をしていく必要があります。
ネットスーパー
ネットスーパーに関しては、現在のAmazonと提携して、アマフレを使った展開をしているので、そこは非常にいいのですが、ウーバーも併用して、もう少し小回りの利く配達をしないとダイエーや光洋、玉手に大きく差をつけられる可能性があります。
もやは、フードデリバリーは早く入れたところから、先行者の利益が取れている状態です。
価格設定が高くなりがちですが、ここの導入が遅れるとそれだけ、取り分が減るので、早めの行動が必要となります
ビオラル
ライフで行っているオーガニックの展開ですね。
私は、これさっさとやめないといたずらに傷口を広げるだけだと思うので、取り返しがつかない前にやめるのをお勧めします。
これからはオーガニックの需要はまだ伸びていくと思いますが、一定のところで頭打ちになります。そのあとは、カテゴリーキラーというオーガニック専門店に客を取られて終わりです。
まとめ
企業としてはホワイト企業
管理者教育が不充分
MDはすごいがOPは雑
フードデリバリーの参入急がないと詰む
オーガニックにこだわりすぎると詰む