アボカドは、選ぶときは非常に難しいと思いますが、この記事を読めばかなりの確率で、失敗は避けれれると思います。
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アボカドは青すぎない物を選ぶ
アボカドを家で追熟するという事を目的としないのであれば、
青過ぎるアボカドは避けたほうがいいです。
理由は、果肉が固すぎて食べられません。
最近は、卸業者も色々と工夫をするようになり、
食べ頃の物だけを選定したものなども増えてきたり、食べ頃を記載したシールを貼った物も増えてきましたが、まだまだ、適熟加減がバラバラな物が入荷してきます。
こればっかりは輸入なので仕方ないので、自分で見極められるようにならないといけません。
アボカドの適熟かどうかは色と皮の柔らかさを触ってみわけるしかない
こちらのサイトのチャート図が分かりやすいので、引用させてもらうのですが、アボカドを買うときには、こちらのカラーチャート使えばかなり、わかりやすいと思います。
実際にこの画像を拡大して、食べごろと同じ色のアボカドを探すといった感じですね。
© 2021 New Zealand Avocado Consumer
普段からよく食べる人でも真ん中の食べごろの色を選ぶのは難しいので、選ぶときは
- ①最初に熟しすぎを避ける(黒すぎるものは避ける)
- ②青すぎる物を避ける(緑過ぎるものを避ける)
- ➂食べごろを探す
という順番になります。
次に触って確かめないといけませんが、こちらは慣れれば、比較的簡単です。
最初に触るべきはヘタ周辺です。
親指で軽く押したときは、空洞が感じられる物があった場合は避けたほうがいいでしょう。
もし、空洞がある状態で、ヘタが付いていたら指でヘタを押せば簡単に取れるはずです。
また、ヘタの周りに穴や傷がないかも確認してください。果肉部分にも同様のチェックが必要ですが、先にヘタ周りが優先です。
そういったアボカドは避けたほうが無難でしょう。
ヘタ以外の所を触るのであれば、果肉を赤ちゃんの手を握るぐらいの力で触った時に少し弾力がある物であれば問題ないのですが、指がズブズブ入りそうであれば、過熟の可能性があるので、こちらも避けたほうがいいと思われます。
アボカドのヘタ無しは選ばないほうがいい?
結論から言うと、あまり関係ないと言えます。
先に言っておくと、私は青髪のテツさんがデマを言ってるということではなく、むしろ尊敬しています。
それでも、野菜の知識は知らない人はしらないよねぐらいにしか思っていませんが、野菜の本を2冊(?)も出版している人ですし、色々コラムも書いている方なので、どの情報を信じるかはこのブログを読んでいる皆さんが選択すればいいと思っています。もしかしたら、私が間違っている可能性もありますからね。
https://twitter.com/tetsublogorg/status/1625043382325370880/photo/3
テツさんが切ったという上記の画像の傷みというか病気です。
炭疽病という病気なので、ヘタがあるとかないとかは関係ない状態の画像です。
これは青果で仕入れの仕事を数年やっていれば誰でも知っている事なのですが、私の所属する会社でも
チーフ以下の若手は知らないという現状でもあったので、あまり仕入れにかかわっていない人なら知らなくても無理はないのかなと思います。
最近の担当者は市場に足を運ぶ人が減ったというのもあり、勉強不足の環境が続いていたんだなと昨年痛感しました。
それと、私たち青果担当がヘタが取れているから業者に対して返品できるかというとあたりまえですが、できないんです。
理由は簡単で、ヘタの有無は腐りや傷みに関係ないからです。
試しに、スーパーの店員でヘタが取れていない物を選ぶといいですよという人がいたら、
ヘタがとれていたら仕入先に返品できるんですか?
と訊いてみてください。もしできるなら私もその業者や卸に切り替えたいです。
販売する側も、ヘタの有無が関係ない事を知っているので、ヘタが取れていても売場に並べます。
また、めちゃくちゃ青色なのに、ヘタが取れているなんてこともありますので、
ヘタの有無が鮮度の基準にはあてになりません。
ちなみに、私も同じようなことをしてみました。
こちらがヘタ付の画像なのですが、

ヘタが付いていますが、色が食べごろを過ぎているアボカドです。ちなみにヘタ周辺を押すと空洞がある感じのアボカドです。切るとこんな感じでした↓


逆に、ヘタが取れているけど、ヘタに空洞はなく、適熟の物も切ってみました。

これを切ると


もちろん適熟とわかっていて切ったのですが、ここまで適熟なら買って帰ればよかったと少し後悔するぐらい適熟でした(もったいないので、試食しましたが美味しかったです😋)
もちろんヘタのあるなしを基準の一つに加えてもいいのですが、あくまで最後のダメ押しの、おまじない程度ぐらいに考えていた方がいいでしょう。
プロでも見極めるのが難しいアボカドですが、外れを引かないためにヘタだけみて判断はかなり危険なので、
「ヘタが付いている物を選ぶといいですよ」
と、ドヤ顔でいう店員がいる店もある意味避けた方がいいと言えます。
もちろん、熟せば最終的にヘタが取れるので、100%間違っているわけじゃありません。
ヘタが取れていたらそこから穴が開いて空気が入るという事もありますが、それは熟して頭頂部に空洞ができてからの話ですので、結局のところは先に、外観の色が食べごろを過ぎた物に変わっているので、やっぱりヘタの有無と鮮度は最後のおまじない程度で考えるべきでしょう。
ちなみにヘタが取れているアボカドでたまに黒い筋みたいなのがあるんですけど、それは維管束という人間でいう、血管みたいな組織が酸化している状態なだけです。ヘタから入ってきた空気に対して、ポリフェノールが反応してメラニンが発生しただけなので、別に普通に食べられます。
売場に緑のアボカドしかない場合
こればっかりは仕方ないので、一緒にリンゴを買ってポリ袋に入れて20℃ぐらいのところで放置しましょう。追熟加減は時々触って確かめるしかありません。
リンゴを一緒に入れる理由はエチレンガスをリンゴが出してくれるからです。
このエチレンガスは果肉を追熟させるガスなので、うまく活用すれば、食べごろをコントロールできます。
ちなみにジャガイモと一緒に入れておけばジャガイモの発芽を抑えてくれるガスでもあるのです
リンゴでエチレンガスを上手い事使うことできれば、ベストな状態を作り出すことも可能ですが、手間暇かかるのには変わりないので、いいアボカドがないなら無理して買わないという手段を選んだほうがいいでしょう。
間違って切ってしまった場合
思ってたいたより、果肉が硬い、追熟したい場合ですが、
追熟に関しては先ほどのリンゴと一緒に入れるのがベストです。
リンゴがなければ、エチレンガスを出す野菜、果物ですね。
野菜なら、完熟のトマトあたり、果物は割と多くて桃、パパイヤなんかでもありですが、
リンゴほどエチレンガスが多いわけじゃないので、気長にまつ必要があります。
アボカド果肉部分に関してはレモン汁をかけて褐変を防がないと酸化して黒くなりますので注意です。
もう、美味しくなくてもいいから食べてしまいたい場合はレンジでチンすれば果肉はやわらかくするという方法もあります。
ただ、果肉が柔らかくなるだけなので、青臭さは残りますから、そこは注意点が必要です。
冷凍はできるが調理用途は限定される
あまりおすすめはしませんが、完熟状態での冷凍は可能です。
スライスかダイスカットにしてしっかり空気を抜いてジップロック入れれば完成です。
変色がきになるならオリーブオイルを塗ると変色防げます。
個人的には1週間ぐらいで食べて欲しいところです。
ちなみに、ディップソースやグラタンの材料など、食感を重視しない料理用途ならおすすめですが、1度冷凍したものを解凍すると生食では食感が落ちるため、おすすめしません。
可能であれば、冷凍は最後の手段ぐらいで考えておいた方がいいです。
ただ、これはスーパーで買った物を冷凍したときの話であって冷凍技術の高い会社が冷凍したアボカドは別です。
生の風味に拘らず、チェーン店の居酒屋で出てくるアボカドのレベルでいいから楽しみたいという人は相場の状況次第では冷凍を買った方がお得ですし、長持ちします。
↓はダイスカットのアボカドですが、これは使っている人も多いんじゃないでしょうか?
少し割高ではあるのですが、日持ちと利便性と確実に傷んでいない物が手に入ると考えるとお買い得ではあります。
↓はスライスのアボカドですが、アボカド約14個分をスライスですので、一袋あたりかなりお得です。
4袋もあるので、そんなにいるかどうかという話にはなりますが、1個198円アボカドを64個買うよりはお得ですので、ヘビーユザーの人はこっちの方がお得かもです。
まとめ
・アボカドは色で見極める
・アボカドはヘタの周辺を触って見極める
・アボカドは弾力でみきわめる
・ヘタの有無はおまじない程度に信じる
いちおう今回ご紹介した、青髪のテツさんの本もご紹介しておきます。
私はこの本二冊とも買っていないので、内容全然知りませんが、Twitterでは二冊ともめちゃくちゃ評判はいいみたいです。(あまり調べていないので違っていたらごめんなさい)
私も、発売日に本屋で探してみたのですが、二冊とも発売日に私の知ってる書店にはなかったので、みなさんはよかったら先に定価で買ってみてください。kindleだと少しお得です
いちおう今回ご紹介した、青髪のテツさんの本もご紹介しておきます。
私はこの本二冊とも買っていないので、内容全然知りませんが、Twitterでは二冊ともめちゃくちゃ評判はいいみたいです。(あまり調べていないので違っていたらごめんなさい)
私も、発売日に本屋で探してみたのですが、二冊とも発売日に私の知ってる書店にはなかったので、みなさんはよかったら先に定価で買ってみてください。kindleだと少しお得です