歩留率の計算式
歩留率(%)=(販売時重量(g)÷仕入時重量(g))×100
この数字は基本的に高いのが理想です。数値が高いほど商品の完成度は高いと言えますね。
じゃあ、この歩留率で何がわかるのかというと本当の原価がわかります
実際に小さめのスイカを想定して計算してみようか
実際に計算してみよう
仕入れ原価が1kg1000円のスイカがあったとします。
これをダイスカットにして、500g使ったときと400gしか使えなかったときで考えてみます。
歩留率 【500g÷1000g(1kg)】×100=50%
本当の原価=1000円÷0.5(50%)=2000円
次に400gしか取れなかったときの計算です。
歩留率 【400g÷1000g(1kg)】×100=40%
本当の原価=1000円÷0.4(40%)=2500円
たった、100gの違いで500円も変わってくるんです。
これを公式にすると
歩留算入後原価=仕入原価÷歩留率(100%)
歩留率から本当の値入を知ろう
値入率(%)=((仕入売価ー歩留算入後原価)÷仕入売価 )× 100
が公式です。さっきのスイカで歩留まり50%で取れたときこの公式に当てはめてみましょう。
じゃあ今回は仕入売価を計算しやすくするため、すいかを1パック400円で設定します。
ここでいう仕入売価は400円でお店ですいかを1パック400円で販売したときのお話になります。
400円(仕入売価)ー200円(100g当)÷400円(仕入売価)×100=50%(値入率)
次は400gしか取れなかったときは
400円(仕入売価)ー250円(100g当)÷400(仕入売価)×100=37.5%(値入率)
どうでしょう?値入率でみても全然違いますよね?
同じ400円のスイカのダイスカットでも作る人の力量によっては10%以上の利益に差がでてくるのです。
なので、歩留率は製造にかかわる人は絶対に計算方法は知っておかないといけません。
もし、その場の計算は難しいならエクセルで最初から計算式を作って置いてそこに数字をいれるだけで計算できるようにしておく方法もあります。
簡単なものですが、今回説明した部分の計算式をアップロードしておきます。