イオンでは、またベアアップの話が出ていますが、今回は私の思うところを書いておこうと思います。
https://www.asahi.com/articles/ASRD077HMRD0ULFA00L.html
まず 、パートさんのベアアップに関しては間違いなく実施されると思います。
これは、イオンで働く八割がパートさんなので、喜ばしいことです。
イオンではパートさんのことをコミュニティ社員というのですが、イオンコミュニティ社員対しては、有給や無給休暇なども充実しており、社会保証完備とかなり手厚いので働くのは結構オススメです。
もちろん、いい事ばかりじゃないので、こちらの記事も合わせて読んでみてください。
一方で、正社員と言われる方々のベアも期待できるとの事ですが、こちらは手放しでは喜べません。
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喜べない理由
イオングループががセブンホールディングスよりも利益が出ているのであれば、問題ないのですが、商業規模が大きい割に利益が出ていない。そんな中ベアアップをすれば、何かを犠牲にせざるを得ないという話になります。
降格制度が活発になる可能性がある
これはそもそも、イオングループの話ではありますが、昇給関してはいえば企業ごとに微妙に違います。イオンリテールに関してはいえば、定期昇給はありますが、数年で頭打ちになります。なので、給料をあげるには資格試験に合格するしかありません。
資格にさえ上がってしまえばお給料は自動的についてきます。
ここから先は私の推測ですが、削られる対象になるのはおそらく正社員の給料です。
先程述べた通り、資格制度なので、資格がひとつ上がれば50万～100万上がりますが、ひとつ下がれば給料ベースで50万～100万で下がります。
もちろん、むやみに下げるということはないと思いますが、これまで会社にぶら下がっのらりくらりと過ごしてきたお荷物状態の方や、上司との相性が悪いかたは注意が必要です。
評価制度でDが4回つくか、Eが２回ついたら降格です。
Eがついたらそもそもどうしようもありません。1回でもついたら諦めて転職活動してください。
Dがひとつでもついたらリーチです。現在は誰かにDが着くように、設定されていますので、時限爆弾をみんなで回し合うようになると思うのですが、運が悪く、Dつけることができないくらい優秀な社員がきたら、もしかしたらあなたがDを2つ持つかもしれません。
その状態になると、事業部長、店長や課長に気に入られないとダメという状態になるので、まさに社畜状態になります。
大前提として、イオンの評価は相対的な評価ですので、同資格で全体100％の評価を同資格の人達で分け合うというものになります。
この評価が今後さらに激化していくものと思われます。
一方で、今勢いがある若手の人はチャンスです。
資格で降格になる人がいるということは、枠は少ないかもしれませんが、上に上がりやすくなるとも言えます。
降格してくる人達は言い換えるなら、その資格の適性がないという扱いになると思いますが、端的に言えば会社にとってそこまで必要がないという人です。
逆に若い人は貴重ですので、昇進するなら、仕事はそこそこにして試験勉強をとにかく頑張ってください。
自分は若いのに、そのブームに乗れていないと感じるなら申し訳ありませんが、適性がないと言わざるを得ないので、早めの転職をおすすめします。
自分が遅咲きだからと思っているなら、それは大きな間違いで、遅く咲いたとしても誰も評価してくれません。正確に言えば評価してもらえても、人事考課にはつながりません。
あなたの周りにもしも50過ぎた人で1人もG4以下がいないなら、私の言葉は放念して欲しいのですが、絶対そんなことはないはずです。G5までは正直言えば、ほんの少し適性があれば誰でもなれます。
今はG5になるのが難しいって言われるかもしれませんが、合格枠が減っただけで、なれないわけじゃないんです。
本気でG5になろうとしている人が少ないので、実際にG5試験が難しくみえるだけです。
また、勢いはあるし昇進していってるけど、この仕事をずっと続けるのに疑問を少しでも抱いているならこちらは別業界への転職をおすすめします。
ほかの記事にも書いていますが、辞める時は退職代行を使うのがオススメです。
優秀じゃない人なら会社を素直に辞めることが出来ますが、普通の人や優秀人は無意味に引っ張られますし、有給だってこっちの思うように使えるかどうか、交渉次第になります。
1番いいのは、長期休暇すべて使い切って、冬のボーナスもらって年末年始挟んで休むという形ですが、これがなかなか難しいし罪悪感もあると思います。
そこで頼りになるのが退職代行です。
退職代行なら必要最低限の事だけして面倒な交渉事はすべておまかせで終わります。
退職代行なんて必要ないよって思いますよね?
でも、実際は社会保険とか失業に関する手続きとか再雇用に関する手続きしないといけません。
また、持株の手続きなんかもそうです。持株会に入ってる場合は野村證券に移行して売却となりますが、端数分はイオン持株会で売却します
っていうことなんて私は教えて貰えませんでした。1度退職手続きをこじらせると退職してからも身の回りの処理におわれてしまいます。
イオンの団体保険入っているなら、そこらへんの解約も総務やBS業務部、総務にきかないでやり方わかりますか?
書面で一式貰えると思ったら大間違いです。総務課長によっては、ここら辺まったくくれなかったり、退職日ギリギリで渡してきたりと嫌がらせをされた人もいます。
そうならないためも小さな会社はもちろんですが、イオンに限らず大きな会社こそ絶対に退職代行を使うのをおすすめします。
個人的な体験をもとに言うなら、イオンに勤めている人はぶっちゃけ喧嘩別れみたいなやめ方しても問題ないと思います。
役職を降格させる
これはシンプルに課長からマネージャーへ、マネージャーからリーダーへという流れになる可能性があると個人的に考えています。
特に、４０代～５０代のマネージャーのみなさんは要注意です。
降格制度は活発化されてもDを回避すればなんとかなりますが、役職に関しては回避しようがありません。
店舗が増えない限りポストはあきません。しかし、いつまでも同じ椅子に座り続ける人に会社は同じ椅子を準備しつづけてくれるわけでありません。
むしろ、昨今の値上げラッシュやローコストブームから考えると椅子はどんどんカットされていくことでしょう。
２０代～３０代の方はまだ心配する必要はありませんが、３０代も後半、４０代になると転職という道も厳しくなってきます。
ずっとこの会社に残ろう。そう考えたときに会社は役職のダウンを言い渡してくるのです。
そうすれば、安い労働力でマネージャーと同等の力をもつ人を担当にすれば、ローコストでマネージャーの力を持つ人を雇えるという計算になります。
※個人の推測が入っているので、まったくこの通りというわけではありません。
しかし、もしも気になるのであれば、先輩社員や同僚に聞いてみてください。
多かれ少なかれ始まっていっていると思います。
昔からこういった人事はありましたが、これが活発化してくる可能性があります。
では、どうするのが一番いいのか？
個人的には３０代後半には辞めるをお勧めしますが、それが嫌な人はとにかく上を目指す姿勢や店長にゴマをするなどの少し大変な事をし続けるしかありません。
また、周りを蹴落として自分の評価を相対的にあげるという方法もありますが、失敗した時のリスクがあるので、あまりお勧めはしません。
店長と総務課長は非組合員という扱いなので、労働組合の庇護には入りません。
ということは、会社からすれば、店長から課長に落とすより、店長から担当まで落としてしまうほうが経費的にはかなり浮くので、落とすとするのであれば、担当まで落とします。
福利厚生の部分でカットされる可能性
降格による基本給以外では、どの部分がカットされるかになりますが、その前に少し過去の歴史の部分をお話しておきましょう。
もし、あなたの職場に2006年より前に入社した人がいるならその方に聞いてみて欲しいのですが、社宅の駐車場代の話が聞けるはずです。
以前は、社宅に駐車場代込の場合は駐車場代を払わずに済んだのですが、今は社宅に駐車場代が入っていても月額いくらかは払っているはずです。
これは、都心部に住む人と平等にするためという話でしたが、よくよく考えればおかしくありませんか?
都心部の方には、満額は難しいですが、その分会社が補填すればいいだけの話だからです。それに都心部と田舎では交通事情が違うのにどうして、田舎の人から駐車場代を別でとる必要があるのか?都心部にすんでいる人は地域手当がありますし、車が絶対に必要というわけではありません。特にイオンは郊外に多いため、車でないと通えません。
他にも、お店によっては駐車場代や駐輪場代とるところもあります。もちろんかなり割引されていると思いますが、これもおかしいと言えばおかしいのです。
お店設立当初から駐車場代をとっている店はいいのですが、途中から取り始めたのであれば、これはもう立派な給料カットです。
これは車を持っている人からお金を徴収というなの、給料カットにほかなりません。
こんな感じで基本給はもちろんですが、基本給以外の所を下げてくる可能性は充分に有り得ます。
勤続表彰を少なくする
割と他の会社でもあるあるなのですが、社員を大事にしないところは、これをドンドンカットしていきます。これまで、10年表彰があったところをカットして、20年表彰からにするといった感じです。
せこいと思われるかもしれませんが、大企業となると、この勤続表彰なくすだけで、結構な人件費が浮きます。もらう側は10年に1度、20年に1度かもしれませんが、会社からすれば毎年のことですので、ないに越したことはありません。
残業代カット
私は当時課長だったので、実質無制限に働くことができましたが、G4以下の方は30時間未満で抑えろと言われていると思います。もしかしたら、既に当時から話が出ていた25時間未満が実装されているかもしれません。
当時から話題になっていたのは、じわじわ残業の上限を狭めていき、人件費を抑制していくというものでした。
そうなると、家で仕事をし始めるものが出てくるため、データを持ち出せないようにパソコンをセントラル(堂島?)で管理設定するというものです。
しかし、本当に家でできなくなるといけないので、抜け道としてスマホでメールが見られるようにすれば、Excelなどのデータ移管は可能という抜け道を残しておく。
これらは、私の先輩にあたる人から、聞いた話で、当時は都市伝説的な話だなと思ってましたが、今回のベアと合わせると、結構現実的な話になってくるのかなと思われます。もちろん推測なので、実際にどうかは各々で判断してください。
会社が残業をするなというなら喜んで帰ればいいのです。もちろん仕事が終わっていなければ評価は下がりますし、会社での居場所も無くなると思いますが、有給や育児勤務、育児休暇、介護勤務などフルに使って副業したほうが安定した給料だけでなく、別のキャリアも積み上がります。
【会社はあなたを守ってはくれません】
この一言はどの会社に行っても通ずる言葉なので、会社の尽くすのではなく、利用するということは忘れないようにしましょう。
保険に加入させようとする
保険の団体割引は福利厚生としてありますが、加入するかどうかは自由です。ですが、もしこれが経営幹部クラスが入れというようなら、おそらく課長クラスまでは入るようにと勧められるかもしれません。
もちろん加入するかどうかは繰り返しますが自由ですが、加入した人としなかった人で評価に差がつくということも、店長次第では私はありえると思っています。
従業員割引・予約販売
従業員感謝デーのようなものは昔からあります。
同じく予約販売も昔からあります。
保険同様、手取りからむしり取ろうとする仕組みですね。
従業員感謝デーはまだ自由度が高いので、むしり取られているという気はしないと思いますが、予約販売に関しては恵方巻、ケーキ、ウナギ、ワイン、みかん、甘栗、いくら
特に、恵方巻やケーキやおせち、ワインは会社のなかで目立つ予約販売なので、予約獲得しないというわけにはいきません。
あと、恵方巻は春も夏も秋も予約予約と従業員からむしり取ろうとする気が満々ですよね。
従業員から買ってもらえないと成立しないような予約販売なら初めからやめたらいいのですが、致し方ありません。
でも、半強制みたいな空気はないし、イオンと違ってめちゃくちゃ割引きくから、わざわざ頼まなくてもみんな買ってるよ
これに関しては、パートならいざしらず、正社員で断ると後々孤立したり、不利な立場になったりするので、なかなか避けては通れません。
ちなみに、予約の件数がわるいと評価に直結なので、マネージャーによっては一人で大量に買うという人もいます。
従業員から積極的に取りに行くなんて、カツアゲみたいなもんだし、そんな時間あるなら
売場でアピールしてどうやって売るかを考えたほうがいいよ。
対？（今後どうすればいいのか？）
結局のところどうしたらいいのか？
一つは昇格をしていくという方法。これが一番王道とも言えます。
二つ目は、副業をするという選択。これは副業を認めていないイオンでするのは邪道ですが、私はこの副業を一番推します。理由は副業はしておくと精神的にも安定するからです。
三つめは転職です。
もちろん、リクナビやビズリーチのような転職サイトと合わせて退職代行を使うのを強くお勧めします。
まとめ
選ばれた人だけ給料があがる
基本給はうかうかしていると下がる可能性がある
基本給以外もさげられる可能性がある
手取りからむしられていく可能性がある
