スーパーの値引きのタイミングが分かればなーって思ったことありませんか?
実はこれある程度法則があって、予測することは可能です。
スーパーの仕事はルーチンワークが大半を占めますので、決められた時間に行動することが多いです。
その中で曜日や催事、行事などを基に時間帯の行動を変更しますが、軸となる基準があります。
その軸の部分を押さえておけば、スーパーでの半額シールの時間帯がわかるようになります。
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シールの貼られる時間帯をスーパーの立地から推測しよう
まず、重要なのは
どの時間帯に客数のボリュームがあるかです。
客層のボリュームがどの世代か?
ある程度、お店の観察は必要になってきますが、客数のボリュームを調べるには客層が厚い世代はどこかを見る必要があります。
例えば、ドンキホーテならファミリー層や若い世代がメインターゲット層ですよね?
一方で古くからある商店街にあるスーパーやお年寄りの通いやすい店なら50~60以上のシニア層がメインとなります。
50~60歳をメインターゲットとしている店なら、労働に関しては早めに切り上げている層が多いため、夕方~18時ぐらいまでが、そのお店のピークタイムとなる可能性が高いです。
そうなると、19時以降は客入りが期待できませんので、18時頃には売れ行きの誤差に対して徐々にシールを貼っていきます。
一方で20代~40代が多く住む地域のスーパーなんかでは仕事帰りのOLやサラリーマンも多いので、ピークタイムが後ろにずれることが多いです。時間帯でいえば18時~20時ぐらいが目安です。お店によっては21時や22時ということもあります。
そういう店は24時間営業の店でなければ、ピークタイムの終了一時間前ぐらいに売れ行き対して一気にシールを貼っていく店が多いです。
自分の近くの店の客数のボリュームの調べ方
そこまで暇じゃないし。
お客さんの流れを一日中みるわけにもいかないと思うので、簡単な調べ方があります。
レジの人員数、または開いてる台数をチェックしてください。
そのお店のレジが10台あったとして、いつも行っても10台開いていることはまずありえません。
もし、行った時間帯に7割以上開いてるのであれば、少なくともそのお店にとって大事な時間帯であることは間違いありません。
時間をちょくちょくずらして来店してみてください。おそらくどこかの時間帯からレジの人員がポツポツと減り始めると思います。
半額シールの時間帯は惣菜と生鮮では時間が違う?
これに関しては結論から言えば違います。また、生鮮の方が売り切るのは早い傾向があります。
魚や肉に関しては日付や時間で管理している店が多いので、夕方ぐらいに売り切る店が多いです。魚や肉は調理が必要な物が多いので、夕食に間に合わすことを考えると、17時ぐらいが通常の売り切りタイムなのですが、実際のところはその店が惣菜を売り切り始めるより前に売り切ることが多いという表現をするのが正確かと思います。
野菜や果物に関しては朝におつとめ物として値段を引いて商品を別の棚に出すことが多いです。
ですが、これはチーフの考え方にもよるので、悪い商品はさっさと売り切ってしまおうというチーフなら午前中ですが、悪い商品でもなるべく定価で粘る人であれば夕方に出すという人もいます。
とまぁこんな風にチーフによって考えが違いますし、お店によって方針も違います。
ですが、これは方針によって違うだけなので、同じ店に同じチーフが働いている間は、おつとめが出てくる時間帯はあまりかわりませんので、一度タイミングが分かれば狙って買いにいくこともできます。
また、惣菜でも最近は日持ちを重視する物が増えてきています。
ですが、インストア(店内で作るもの)に関しては当日売り切りの商品が多いので、比較的半額を狙いやすい傾向にあります。
惣菜の半額が多い店は売れていない?
最近では製造計画をAIが行ったり、見切る価格をAIが指示したりする傾向がみられます。
スーパー最大手のイオンではAIカカクという、これまで人が判断していた業務をAIが判断するという事を始めています。
ちなみにこのAIカカクですが、商業誌によると時間を決めて行っていると書かれていましたので、おそらくかなり前倒しで少額の売り切りを始めている可能性があります。
近くにイオンのある人は15時ぐらいに行ってみてるのもありかもしれません。
また、お惣菜部門で意図的に製造数を減らして売り切れゴメンで進めていく店もありますが、私からするとあれは完全に悪手です。
商圏が夕方でピークを迎えるとしても、お惣菜がそのピークタイム以降もないとさすがに、営業をしている意味がありません。
「野菜や果物が朝は全然並んでいないけど、閉店前にすごい並んでいます」
ってなっても朝から並べてよって思いますよね。惣菜の場合これが逆なんです。
昼前から夜にかけて欲しいタイミングでしっかり並んでいないと、ただ売上を逃すだけではなく、「あそこのお店は夜いっても何もない」というレッテルを貼られて惣菜だけではなく、生鮮やグロサリー、日配といった別の部門まで売れなくなってしまいます。
なので、いっぱい半額がありすぎるのは問題ですが、ある程度半額が発生するぐらい製造をしていないということは、お店としてそんなに長くない可能性があります。
店長の半分以上は雇われ店長だから利益が取れなくなると人件費と商品の経費の部分を削減しようとします。
必要のない経費は削減するべきですが、人や商品に対する経費は焼け石に水みたいなことをしていると客離れや従業員離れが発生するので、遊びの部分はどんなに苦しくても残しておかないと一気に転落していきます。
スーパーのお惣菜は利益がでる商品ばかりです。
なので、売場の半分が毎日半額になっていたら利益はでませんが、数十個程度のお弁当が半額になっているのであるならば気にする必要はありません。
むしろ、そのスーパーをで買い物する事こそが、スーパーにとっては一番ありがたいことなのです。
急な雨の日を狙う
スーパーの半額のねらい目としては突然の雨の日か雨の日の次の日です。
スーパーの多くは雨が降ると客足が鈍ります。
そうなると、商品は余りますので、予定よりも残ることになります。
そうなるといつも通りに売り切りをしていても、残ってしまいますので、
時間帯を早めたり、少額で値引きせずにいきなり半額を貼ったりするときもあります。
その中でも特にねらい目なのが、チラシの初日の雨の日です。
チラシの商材は切らすとおとり広告や有利誤認という法律に触れるほどご法度です。
数量限定は別ですが、それ以外の商品は昼までに切らしたりすると、おとり広告や有利誤認にあたる可能性があるので、お店側も充分に商品を確保することになります。
それが、計画よりブレる可能性があれば当然計画に近づけようとするので、値段をさげるか量目を変えるかして売り切りを行います。
※ちなみに事前に雨だとわかっている場合は、それに合わせた計画をします。
まとめ
スーパーの立地から時間帯の予測は可能
スーパーの客層を調べる
スーパーのピークタイムを調べる
半額の多い店の方が結果長続きする
惣菜と生鮮はシールを貼る時間が違う