情報として、野菜はこういうのを選んだらいいですよという情報は結構あると思うのですが、逆にこういうのは野菜避けましょうという情報って少ないので、今回は白菜でこういうのは避けた方がいいですよ(スーパーの青果担当目線)でお伝えしたいと思います。
いい商品を選ぶことよりも、店に届くまでの管理状況で劣化スピードが違うから
悪い商品を選ばない事の方が重要だよ。
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白菜のカットされているものを買うなら盛り上がっていない物
スーパーや八百屋でカットされている白菜を選ぶ時に最初に見て欲しいのは盛り上がっているか盛り上がっていないか。
画像はちょっとオーバーですが、盛り上がる時はこれくらい盛り上がります⬇
近くのスーパーで夕方行ったらめっちゃ盛り上がっている白菜があったので、思わず写真を取ってしまいました。
さすがに写真のように盛り上がっている白菜はあまりお見かけしませんが、ここまで盛り上がっていたらかなり時間がたっている。少なくとも切ってから1日以上はたっていると思われます。
実際はここまで盛り上がって白菜を平気で売ってることが珍しいので、購入時は目線に対して水平にもって中央部分が盛り上がっているかどうかをチェックしてください。
ただ、この時に一緒に見て欲しいのは芯に切込みが入っているかどうか。
切込みが入っているとこのように盛り上がって来ません。
切込みが入っている場合は今度は色で判断するしかありません。
白菜カットの色は緑は時間がたっている?
半分正解で半分嘘です。
光に当たると緑になっていくのですが、逆に言えば光にあたっていなければ緑にはなりません。
例えば2日前に白菜切って光のあたらない冷暗所に放置してたら、2日後に出しても断面は黄色のままです。
これは実際に試してみた方が早いと思います。(芯に切込み入れないと盛り上がってくるの注意)
実際に最初の画像でも1日以上時間が経っているにもかかわらず断面が黄色ですからね。
光に直接あたっているかどうかで黄色から緑になるスピードは変わってきます。
とはいえ、光にあたって緑になっているということは切ってから時間が少しはたっていると事は間違いないといえばないです。
あと、緑になると食味が落ちるのは確かですので、選ぶなら緑は避けたほうがいいのも本当ですが
白菜は固い方が好きとか、お鍋に全部入れるとかっていう人はそこまで気にしなくても大丈夫です。
ちなみに、白菜の外側はしっかりとした緑の物を選んだ方がいいです。その外側はまずくて食べられないという人はカット面の緑は避けたほうがいいですが、外側の緑もおいしくいただいている人はカット面が緑でもたぶん気にならないと思います。
ただ、漬物とかクリーム煮とかを作るのであれば、カット面の黄色の状態で葉が柔らかい物を使った方が、美味しいと思うので、料理用途を考えて選んでみてください。
だから、緑が悪いっていう情報は半分は店側の都合のいい嘘でもあるんです。
ちなみに私の売場では白菜と新ジャガイモに関してはスポットライトをPOPや壁に当てるので、緑化はほぼしないので、常に新鮮な白菜ということですね(ゲス顔)
むしろ、気を付けるときはカット面に茶色が混じっていないかどうかです。
茶色の変色がまじっているとカット面の奥が腐っている可能性があります。
また、オレンジ白菜という品種があってこれは思いっきり濃い黄色ですので、これは光に充てまくっても緑になかなかなりません。
ですが、もともと柔らかかくておいしい品種なので、少々高くても一度食べる価値はありです。
カット面が黄色だと思って油断せずに、カット面が盛り上がっていないかと、茶色が混じっていないかをチェックしておきましょう。
芯の長い物より短い物
中央部が盛り上がっている物を選ばない、緑の物は選ばないと同じくらい大切なのですが、芯が長いものは選ばないということも大事になってきます。
とはいえ、芯がどれくらいなら長いのか短いのかわかりませんよね?
これは目利きの話になってきますが、全体の1/3以下の芯の長さの白菜が個人的にはベストかと思います。これ以上長ければ成長しすぎなので買うのは避けましょう。
けど、長いから極端に外れってわけでもありません。短い方が美味しいというだけですので、これに関しては気にならないなら気にしなくてもOKです。
白菜を1玉で買う人は側部と底部をチェックと外葉を1枚めくってチェック
白菜を玉で購入するよって人は先端部分の枯れはよくみていると思うのですが、実際にみて欲しいのは
底の部分です。
根本や芯の部分が黒く変色し始めていたら、傷み始めていると判断した方がいいです。
売場にそのような白菜だらけなら1玉使い切るまで持たない可能性あるので、使い切りやすい
カットした白菜を買うようにしましょう。
節約のために1玉買いたいという気持ちもわかるのですが、美味しく食べられないなら節約してもただ、辛いだけなので、鮮度劣化の激しい商品をケチるのはなるべくやめておきましょう。
お店でもう一つみて欲しい玉のチェックポイントとしては側部です。
外葉を一枚めくって(剥がないでくださいね?)ズルケがないか確認しておきましょう。
割と売場ではあるあるなのですが、立派な白菜だなーと思って皮一枚剥いだらズルズルになっているってことがよくあります。
ちなみにそのめくる外葉もしなしなになっていないか、ピンとしているかも一つの判断基準になります。
また、売場で白菜が少し臭うなと思ったら、傷んでいる可能性大です。
ちなみに酸い匂いです。例えていうなら漬物のような匂いがしたら買うのをやめてください。
白菜を1玉で買う人は芯の直径をチェック
カットの時は長さを見ましたが、玉で買う人は芯の大きさをチェックする必要があります。
これは割と簡単で、500円玉と同じかちょっと大きいくらいがベストかなと思います。
料理用途によっては避ける
売場でよく訊かれるのが、黒い斑点みたいないのがついているが食べられるのか?
という質問が多いです。俗にいうゴマ症というものです。
結論から言えば食べられますし食味は普通の白菜となんら変わりませんが、漬物とかにすると見栄えが落ちます。私は浅漬けにするときはゴマ症の物は買いません。
おすすめ鍋スープ
白菜と言えば鍋をイメージしますが、
その中でおすすめの鍋スープは
まとめ
- 中央部(芯)が盛り上がっていないもの
- 芯の長い白菜は避ける。(短めを選ぶ)
- 芯の大きさが500円玉くらいの物をえらぶ(玉で買うとき)
- 外葉はめくって中を少し確認する
- 気になるならカット面が緑の物を選ばない